2006年08月28日
憎まれ上司
昨日上司に呼ばれた・・・。

僕は歯科技工士として今の歯医者(基地内)に勤めて10年になりますが、彼がこちらへ赴任して来たのが5年前・・・思えば彼とは初っ端から仕事の方針で

僕の仕事は患者さんにマッチした差し歯(銀歯やポーセレン)をいかに調整時間の少ないクオリティーの高い物に仕上げるか・・・。

そして上司の仕事はいかに部下(技工士に)に多くの仕事を配分して早く仕上げさせる事が出来るか・・・。

彼の言いなりに短時間に技工物を作れば作るほどその仕上がりは悪くなり、結局は患者さんやドクターに迷惑がかかり、時には再製作となり、結局責任を取らなくてはいけないのが僕ら技工士になってしまう・・。

その制作期間の問題のせめぎあいで彼とは随分

技工士の中で怠けている者や期限日を滞納している者には彼は容赦なく呼びつけ、上にリポートした・・・。
仕事以外でも僕らとは一線を画し、 やはり彼は僕らの憎まれの対象となっていった。
そんな仕事に関して妥協の許さない上司がとうとう沖縄を去った・・・。
次の赴任先(アメリカ)に行きました・・・。
皆大喜び・・・・しかし僕はなんとも言い難い気持ち・・。


実は昨日こっそり彼の部屋に呼ばれてこう言われた・・・・。
今までありがとう・・・君とは色々あったけどほんとに良い時間を沖縄で過ごす事が出来た。
日本人スタッフもとてもよくサポートしてくれているし、これからもココの為に頑張って欲しいと・・・。
君の事は上に(何にかは解らなかったけど)推薦すると言ってくれました。
推薦云々よりも何よりも、あの憎まれ上司に評価して貰ったのが


実際、彼が赴任して来てから技工部の成績は飛躍的に上がっているのだから・・・。
彼は次の赴任先でも「憎まれ上司」を演じていくんだろうなと思う・・・それが彼のスタイル。
そして僕は・・・今回の未熟さを反省しつつも、自分のスタイルを貫いていくんだろうなと思う・・・もうちょっと視野を広く持ちながらね・・・。


Posted by きよあゆ at 22:41│Comments(0)
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